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佐伯建設 100年の歴史 誠実一途

激動の時代

  • 廃墟の中からの復興
     度重なる空襲を受けた大分市の市街地は見渡す限りの焼け野原で、まるで廃墟のようであった。
     当時の大分合同銀行(現大分銀行赤レンガ館)も周壁の赤レンガのみを残して焼失した。焼け跡の東側に木造の仮本館を建設し、活動を再開した。再建についての調査で、周壁は十分使用に耐えるという結論が下り、完全復旧することを決定した。昭和22年末に起工式が行われ、資材の入手困難などを克服し、昭和24年4月にその赤レンガの姿は蘇った。
    いち早く営業再開 トキハ
     トキハデパートは、鉄筋コンクリートを採用したことが幸いし、戦後復興にいち早く着手できた。
    「あのとき木造だったら、すべて灰になって復興は大変遅れたでしょう。その時のビルも昭和49年の増改築でスクラップになりましたが、一階の床タイルの一部を記念に額縁に入れて残しています。のべ何億人もの人々から踏んで頂いた、くぼみのあるタイルです。トキハの宝物として永く保存いたしますが、強く提案してくださった川崎さんの発想に感謝しています。」トキハ名誉会長上妻亨氏(故人)の回想である。
  • 1945年
    昭和二十年
    終戦 大分市戦災復旧工事、別府にて数々の占領軍関係の工事を請け負う
     
  • 1946年
    昭和二十一年
    宮崎出張所新設
     
  • 1947年
    昭和二十二年
    大分営業所が大分支店に昇格
     
  • 1948年
    昭和二十三年
    株式会社佐伯建設工業に改称
    川崎喜一、代表取締役常務 大分支店長に就任
  • 熊本出張所を新設
  • 1949年
    昭和二十四年
    ■大分合同銀行本館(現大分銀行赤レンガ館)戦災復旧工事

    大分合同銀行本館戦災復旧後

     

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  • ■大分県建設業会館新築工事

    大分県建設業会館

  • 1953年
    昭和二十八年
    大分支店が九州支店に昇格
    川崎喜一、代表取締役常務九州支店長に就任
  • 1954年
    昭和二十九年
    ■トキハ百貨店及び大分バス会社社屋増築工事

    トキハ百貨店

  • 1957年
    昭和三十二年
    小倉営業所を小倉支店に昇格
     
  • 1958年
    昭和三十三年
    ■大分電話局新築工事

    大分電話局

  • 佐伯與之吉 逝去
発展の時代